6人全員が区間3位以内で9年ぶりV 帰ってきた強い立命館 全日本女子大学駅伝
全日本大学女子駅伝は27日、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着の6区間、38・0キロで行われ、立命大が2時間3分3秒で9年ぶりに頂点に立ち、最多の優勝回数を11に伸ばした。 過去最多の優勝回数を誇る強い立命大が帰ってきた。6人全員が区間3位以内と安定した走り。9年ぶりの優勝を手繰り寄せ、杉村監督は「攻めと粘りの立命館らしい駅伝ができた」と誇った。 序盤に流れを作った。2区の山本が1年生ながら区間新記録でトップに立つと、主将の村松も3区で区間新記録をマークし、独走態勢に。終盤、2位の大東大に差を縮められるも、6区の土屋が粘り、逃げ切った。自身の名が響く中でゴールテープを切った土屋は「一番おいしいところを任せてもらえて、一番でゴールできて幸せ」と笑顔がはじけた。 2011~15年に5連覇した強豪も、近年は優勝から遠ざかっていた。「もう一回、立命館が先頭を走っている姿を見てもらいたい思いで、4年間やってきた」と村松。最終学年で成し遂げ、「誰一人あきらめることなく優勝を目指し続けてきたからこそ、達成できた」と感慨に浸った。(久保まりな)