【エリザベス女王杯】ルメール「能力は絶対にGⅠレベル」敗れたレガレイラ〝真価〟発揮は次走に持ち越し
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 【写真】直線の勝負どころで窮屈になった〝問題のシーン〟 これまでよりもスタートは出た。道中は馬群の中団。4コーナー9番手の通過順は2着ラヴェルと同じだ。だが、今回も結果は出なかった。単勝1・9倍の圧倒的支持に応えられず、掲示板確保の5着が精一杯だったレガレイラ。ルメールは「いいスタートは切れました。でも、好きなポジションは取れなかったね」と振り返った。彼の目指していた位置は9番手よりももっと前。好位キープから抜け出してくるレース運びをイメージしていたという。 「クリスチャン(スタニングローズ)の後ろなら絶対にいい競馬ができました。1頭後ろになってしまいましたし、直線でもぶつけられてスムーズに走れませんでした。この馬はアンラッキー。能力は絶対にGⅠレベルですが、今日は上手に乗れませんでした」。肩を落とした名手には直線で十分な間隔がないのに先行馬を追い抜いたことについて過怠金5万円が科された(被害馬シンティレーション、ハーパー)。ツキがない――。その言葉の証明は次走以降に持ち越しとなった。
東スポ競馬編集部