日産、2019年3月期決算を発表(全文1)1日も早く事業を立て直す
主な市場の販売実績など
次に、この次の。これは主な市場をまとめてございますけども、上段に示しております、日本と中国では順調に販売台数を伸ばすことができました。ご案内のとおり日本では、e-POWERが高く評価されているノートが2018年度、国内登録販売ランキングで1位ということ。それからセレナが、ミニバンセグメントで1位となっております。中国でも全体需要が厳しい中、当社の販売台数は2.9%増ということになりまして、マーケットシェアも0.3ポイント上がったということで、5.9%、6%に近づいております。 一方で、下のほうにお示ししております北米と欧州においては、相変わらず厳しいと。米国はやはり販売の正常化に取り組んでいる最中でございますので、なかなか安定がまだできてないということでございます。ヨーロッパ、前にもご説明しましたけれども、環境規制対応の影響、供給の問題もありなかなか、去年と今年が厳しいということですね。 次に営業利益の増減分析をご説明したいと【思います 00:05:43】。これは財務諸表ですね。財務諸表ということで、繰り返しは避けたいと思いますけれども、営業利益率が2.7%ということでございまして、当期利益は3191億円ということでございます。次のページいってください。 これが増減分析ということでございます。為替の影響、それから欧州を中心とした規制対応、コストの情報ということと、それから原材料・関税ということで、非常に取り巻く環境が厳しかったということで、約2100億円という向かい風でございます。 また一番右側にあります会社のパフォーマンスの面でも販売会社が減少したことによる減少分、販売活動って書いてありますけど、これが物づくりの合計を上回ってしまったということで、マイナスということでございます。またここは、米国におけましてはご案内しましたとおり、CVTの保障期間延長によります費用計上の影響もございまして減益となっております。 これが中国を比例連結でお示しした数字でございます。売上高は12兆9687億円ということでございます。営業利益が4932億円、3.8%ということでございます。このレベルで見るとフリーキャッシュフローが2800億円。そしてネットキャッシュが1兆9000億ということでございます。