美味しいけど体には良くない…?「ベーグル」を賢く食べるヒントを伝授
週末の朝に、外はカリッと、中はモッチモチの温かいベーグルにかぶりつく瞬間はたまらなく幸せだ。だがそんなベーグルにも難点がある。ベーグルは食べた後に襲われる眠気や気だるさにつながることで有名で、健康によくないという悪評までつきまとっている。でも、本当にそんなに悪いのかな? これからもおいしいベーグルを堪能し続けていいのかな? イギリス版ウィメンズへルスから詳しくみていこう。 【写真】あなたが思っている以上に塩分が高い16の食品
ベーグルのカロリーはどれくらい?
「ベーグルのカロリーに関しては、住んでいる地域によって大きく異なります」と説明するのは『Read It Before You Eat It: Taking You from Label to Table』の著者で管理栄養士のボニー・タウブ=ディックス。「なぜなら、都市や地域、国によって作られるベーグルの種類がそれぞれ異なるからです」。市販のベーグルはサイズや原材料も違うため、ベーグルのカロリーは1個あたり大体240~400kcal。 イギリスのほとんどのスーパーで購入できるNew York Bakery Coのプレーンベーグルの栄養成分表示を見てみると、ベーグル1個あたりのカロリーは230kcal(もちろんこれは、チョコレートクリームやクリームチーズを塗っていない状態) ・脂肪: 2.20g ・飽和脂肪: 0.80g ・糖分: 4.40g ・塩分: 0.52g 比較すると、ベーグル1個に含まれる糖質は、大きめのパン3切れ分に相当する。
ベーグルに含まれる栄養素とは?
栄養のためにベーグルを食べている人はほとんどいないだろうが、タウブ=ディックスいわく、ベーグルは鉄分やビタミンBを含む強化小麦粉で作られている。種類によっては、カルシウムやマグネシウムを微量に含有しているものもある。 ベーグル1個に含まれるタンパク質の量は、ミディアムサイズの卵2個分に相当し、食物繊維も豊富なのでおなかをしっかり満たしてくれるメリットもある。 では、ベーグルのなにがそんなに悪いの? タウブ=ディックスいわく、それはベーグルを食べる頻度と、中に挟む具材次第。「いいか悪いかは、個人の健康目標など、他の要因によっても大きく左右するでしょう」 厳密に言うなら、ベーグルはヘルシーな食べものではない。ただ、食べる利点もいくつかある。