寝ている間もエアコンを「つけっぱなし」にしていますが電気代が心配です…タイマー機能で「3時間だけ」使用する場合、どのくらい節約できますか?
暑さで寝苦しい夜は、寝ている間もエアコンをつけているという人もいるでしょう。就寝中に熱中症になったり、眠りの質が低下して疲れやすくなったりすることを防ぐために、朝までつけっぱなしにしている人も多いかもしれません。 しかし、一晩中エアコンをつけっぱなしにするとなると、気になるのは電気代でしょう。節約のためにはタイマー機能を使って途中で切れるようにした方がよいのか、迷うこともあるはずです。 本記事では、就寝時にエアコンを使用している人の割合を始め、一晩中エアコンをつけっぱなしにした場合と、3時間の切タイマーを使用した場合の電気代の比較についてもご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
就寝時にエアコンを使用している人の割合
ダイキン工業株式会社が2023年に実施した「夏の睡眠時のエアコン使用に関する意識調査」によると、夏の睡眠時、週に1日以上エアコンを使用している人の割合は全体の8割以上いることが分かっています。そのうち「朝までつけっぱなし」という人は55.5%、「切タイマーを使用している」という人は36.5%を占めています。 夏の睡眠時のエアコン使用に関する不満や困りごとには「エアコンをつけっぱなしにすると寒くて目が覚めてしまう」と「タイマーが切れた後に暑くて起きてしまう」が同じくらいの割合であげられていることから、自分に合った睡眠時のエアコンの使い方を見つけられていない人が一定数いることが考えられるでしょう。
寝ている間にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は?
就寝時間を7時間として、寝ている間にエアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を計算してみましょう。 エアコンの電気代は「消費電力(キロワット)×電力料金単価(円/キロワットアワー)×使用時間(時間)」で算出できます。カタログなどでエアコンの消費電力を確認しておきましょう。電力料金単価については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価である31円/キロワットアワーを使用します。 例えば、冷房時の消費電力が「425ワット」のエアコンの場合、寝ている間の7時間の電気代を求める計算式に当てはめると、以下のようになります。 0.425キロワット×31円/キロワットアワー×7時間=約92円