“龍聖から初ダウンを奪った男”チュームーシーフーと栗秋祥梧が10月大会で王座決定戦。栗秋「僕は龍聖とは違う」【KNOCK OUT】
10月大会の会見には栗秋も出席し「タイトル戦以前に、前々から強い選手だと思っていた。倒してKNOCK OUTの強さを見せたい」と語った。 そしてチュームーシーフーについては「昨日、近くで見ていたが、別に警戒するところはない。僕は東京に来てあごで倒れたことはないので、問題はないと思う。スピードも違うし、彼が戦ってきた相手と違って僕のパンチは本当に強いので一発で瞬殺しようと思う。1Rで仕留める気持ちでいる」と1RKO宣言 これにチュームーシーフーが「栗秋選手がそう言うのであれば、自分が龍聖選手を1Rにダウンさせたことを覚えているでしょうか?」と問いかけると栗秋は「彼は彼、僕は僕。自分はあごは強いと思っているし、目はいいと思っているので、倒せるものなら倒してみろよと。倒しに来た時にしっかりカウンターを合わせて倒します」と返答。 なおもチュームーシーフーが「栗秋選手のあごが強いとか強くないとかは全く関係ない。例えば龍聖選手も自分と対戦する前は自分に対してすごく自信があったと思う。ところが結果はああいう感じだった。だからあごが強くても自分の拳は非常に硬いのでパンチが当たった瞬間に倒せる自信がある。それを覚えておいてほしい」と言うと栗秋は「だから僕は龍聖とは違いますからね」と念押し。チュームーシーフーは「もちろん分かっている。そのうえで自分がリング上で栗秋選手を眠らせてあげようと思っている」と返した。
この日は10月大会から「KNOCK OUT-BLACKウェルター級王座決定トーナメント」が行われることも合わせて発表された。渡部太基(TEAM TEPPEN)vs西川康平(8ball fitness)、漁鬼(SHINE沖縄)vs中島玲(フリー)で準決勝を行い、12月30日に神奈川・横浜武道館で行われる年内最後のビッグマッチで決勝を行う。6月の代々木大会で渡部を破り、出場が有力視されていた小川悠太は拳を骨折し復帰が来年夏になる見込みで、今回のトーナメントへの参加は見送られた。 渡部は「現役生活もラスト半年を切ったので、ここはしっかり獲りに行きたい」、西川は「前回、中島(弘貴)君とやって、なめ腐った状態で試合をしたので。今回、こういうチャンスをもらったので、全力で仕上げて倒しに行きます」、漁鬼は「今年、KNOCK OUTのウェルター級のトーナメントがあると山口代表が言ったときからずっと出たいとアピールし続けていたので、非常にうれしく思っている」とコメント。会見を欠席した中島はKNOCK OUTを通じて「すごく燃えている。準決勝、決勝ともにKOして僕が王者になる。まずは10月12日はぼこぼこにして大阪に帰る」とのコメントを寄せた。
質疑応答の際には西川の「渡部選手のことは前から知っていたが、ほかの2人は知らなかった。せっかくだったら渡部選手とタイトル戦をやりたかったがしようがないかな」という発言に漁鬼は「自分も西川選手のことを知らないし、どうせ渡部選手が勝つと思うので、決勝では渡部選手とやりたい」と返す。 これにカチンときた西川が「この小僧と僕がやって、最後に決勝で渡部選手とやりたい」と山口氏に言えば、漁鬼は「こっちが事実上の決勝戦。渡部選手にも勝っているし」と反論。西川が「ここはBreaking Downじゃないんで」と言えば漁鬼は「お前から煽ってきたんだろう」と返し、渡部を挟んで一触即発となった。