岸田首相、最後の1日 ランチは「みそラーメン」…“シメの一杯”支えてきた秘書官と
岸田内閣は1日、最後の閣議を行った。1094日続いた岸田政権も最終日。岸田首相の最後のランチは… ◇ ■1094日の岸田政権に幕…閣僚ら笑顔で別れ 2024年10月1日。岸田政権はこの日、最終日を迎えた。岸田首相は、朝9時前、約3年住んだ首相公邸に別れを告げ、官邸へと現れた。そして、岸田内閣の各閣僚たちも続々と官邸入りし、臨時閣議を開いた。臨時閣議では「ありがとうございました、お世話になりました」と晴れやかな表情で、各閣僚が握手をしながら挨拶を交わす場面も。そして、この閣議をもって、岸田内閣は総辞職した。 ■岸田首相、官邸のシメは「みそラーメン」…“シメの一杯”を 岸田首相は普段、ランチタイムは官邸で、秘書官ら8名と一緒に昼食をとることが多い。ニュースを見ながら、いろいろな話をするという。首相秘書官の1人は、岸田政権での日々で一番楽しかった思い出を、この首相とのランチタイムだったと振り返った。「毎日いいことばかりではないので、いいときも、悪いときも、お互いその空気を感じ取りながら、全員で一緒の時間を過ごしていろんな話をする。これは貴重な経験だった。いろんな思い出があるけど、岸田さんとのランチがやっぱり印象的かな」 そんなランチのひとときも、この日が最後。 最後のメニューはというと…「みそラーメン」 普段、官邸のランチでは、あまり麺類は出ないというが、この日はみそラーメンだったという。秘書官の1人は「最後の日だし、“シメの一杯”ってことなのかな(笑)」と話す。 最後のランチでは、「一番つらかったことは何だったか」などを発表し合いながら、秘書官1人ずつから岸田首相に対して思いを伝えたという。官邸を首相として最後に退邸するときには、岸田首相も感謝の気持ちを伝えた。 岸田首相「3年間本当に多くの皆さんに支えていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。まずは今それにつきます。ありがとうございました。お世話になりました」 1094日続いた岸田政権は、共に過ごしてきた秘書官らとの“シメの一杯”をもって、幕を閉じた。