1月末にかけて西日本ほど寒さ厳しく 東~北日本は高温傾向に 最新の1か月予報
気象庁は今日2日、最新の1か月予報を発表。1月末にかけて西日本ほど気温が低い傾向で、厳しい寒さとなりそうです。一方、東~北日本はこれまでの大雪や低温から一転して、気温が平年並みか高い傾向に。日本海側の雪も平年並みか少ない予想となっています。
向こう1か月 西回りで寒気流入 東~北日本は暖気が入りやすい
気象庁は今日2日に最新の1か月予報を発表しました。それによると1月末にかけて西日本や沖縄・奄美は寒気の影響を受けやすく、気温が平年を下回る予想です。山陰など日本海側の降雪量は平年並みで、しっかりと雪の降る日もあるでしょう。 一方、東~北日本は寒気の影響を受けにくく、暖気が入りやすい傾向です。気温は平年並みか高い傾向で、日本海側の降雪量も平年並みか少ない予想です。先月までの長期予報では、1月は全国的に気温が低く、日本海側の雪も多い予想でしたので、今回の予報で東~北日本は気温が高めの傾向に変わったことになります。
西日本は1月前半に寒波襲来 東~北日本は寒暖差激しく
週別の気温予報を見ると、西日本や沖縄・奄美は1週目~2週目(1月4日~17日)は気温が平年を下回り、1月前半ほど寒気の影響を受けやすいことが分かります。特に来週7日(火)~10日(金)頃にかけては寒波襲来で、西日本は大雪や低温に十分な注意が必要です。 東~北日本は1週目(1月4日~10日)は寒気の影響を受けやすく、気温が平年並みか低めに推移しそうです。2週目(1月11日~17日)になると一転して暖かい空気に覆われて、気温が平年を上回るでしょう。降水が雪ではなく雨になる日もありそうです。今日2日現在、積雪が平年よりかなり多くなっている所もあります。雪崩や落雪、融雪による洪水などに十分ご注意ください。 3~4週目(1月18日~31日)は、全国的に気温が平年並みの傾向です。1月20日は二十四節気の「大寒」で、一年で最も寒い頃ですが、暦通り1月の後半は全国的に厳しい寒さになるでしょう。
日本気象協会 本社 木村 雅洋