サハリン2に追加出資 ロシア政府系、シェル撤退で
ロシア政府は25日までに、日本企業も出資する極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」から撤退した英石油大手シェルが保有していた運営会社の持ち分約27.5%を、ロシア政府系企業ガスプロムが948億ルーブル(約1500億円)で取得することを承認した。ミシュスチン首相が23日付の文書に署名した。 ロシアのウクライナ侵攻後、シェルは運営会社からの撤退を表明。昨年4月にはロシアの天然ガス大手ノバテクがシェルの持ち分を取得することを政府が承認したが、手続きが進まなかった。当時の承認は無効となる。(共同)