冬の便り 14日は旭川で初氷・本州初の冬日 週末は寒気流入で北海道は平地でも雪か
今日14日(月)スポーツの日は、今シーズン初めての「初氷」「本州で冬日」など冬の便りが続々と届きました。季節の進みはゆっくりですが、19日(土)の雨を境に寒気流入。北海道は平地でも雪の降る所がありそうです。冬用タイヤなど早めに準備をしてください。
初氷や初霜 今季最多の冬日地点
今日14日(月)スポーツの日は、晴れて放射冷却が強まり、内陸ほど冷えました。 午前8時までの最低気温は、最も低くなったのが北海道の標茶と陸別でマイナス2.6℃。最低気温が0℃未満の冬日は、全国のアメダスで40地点(富士山を除く)と今シーズン最多です。また、岩手県宮古市の区界はマイナス1.1℃、盛岡市の藪川はマイナス0.8℃と、本州では今シーズン初めての冬日となりました。 旭川は、明け方に気温が1.1℃まで下がり、「初氷」が観測されました。平年より4日早く、昨シーズンより22日早い初氷で、今シーズン全国の気象官署では初めてのことです。また、釧路では平年より6日早く、昨シーズンより30日早い「初霜」が観測されました。
19日の雨を境に季節進む
この先、19日(土)までは平年より気温の高い所が多く、晴れる日ほど朝晩と日中との気温差が大きくなります。日ごとの気温の変化が大きくなるのは、19日(土)から20日(日)にかけて。前線の影響で雨が降ったあと、北日本を中心に強い寒気が流れ込み、気温がグッと下がるでしょう。冷たい風も吹きつけて、体感温度が下がりそうです。 北海道の日本海側では、19日(土)の夜は標高の高い所で雨から雪に変わり、20日(日)の朝にかけて平地でも雪の降る所があるでしょう。初雪の平年は、旭川と稚内では10月19日です。冬用タイヤなど、早めに準備をしておきましょう。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子