ラグビー【2024年度戦力分析・関西学院大学】初の全国4強へ邁進。
[関西学院大学(昨季大学選手権8強/関西大学Aリーグ 3位)] 昨季は関西リーグ3位に入り、4年ぶりに大学選手権出場を果たした。今季はそのレギュラーが数多く残り、充実の戦力で戦う。 基盤となるのは4年前に関西学院高等部で花園を経験したメンバーだ。HO平生翔大主将(4年)、WTB山本快(4年)に加え、ケガから復帰したCTB川村祐太(4年)、FL田中大瑚(4年)が主力に名を連ねる。4年生には高等部出身者の他にも副将のCTB松本壮馬、FL稲垣直希、LO堤保澄といった実力者が揃う。昨季のU20日本代表を経験したPR黄世邏(4年)、NO8小林典大(3年)、WTB武藤航生(3年)もいる。 大きな変化はハーフ団だ。春に起用されたのはSH川原大(3年)とSO徳永司也(4年)。徳永はケガから復帰するSO澤田壮太郎(4年)とのポジション争いを控えるが、高いハンドリングスキルを見せ、強化してきたアタックを率いた。 春に挙がった明確な課題はスクラム。昨季以上に時間を割き、他のメニューも組み合わせたサーキットトレーニングなどに励むが、「まだまだ」と小樋山樹監督。両PRの争いも激しく、U20日本代表の左PR大塚壮二郎(2年)、右PR小杉太郎(1年)ら下級生も絡む。 春季トーナメントは初の準優勝も、慢心はない。 (文/明石尚之) ※ラグビーマガジン10月号(8月23日発売)の「主要3リーグ各校戦力分析」を再編集し掲載。掲載情報は8月18日時点。 <夏季練習試合 結果>※Aチーム戦のみ 8月18日 vs筑波大●21-28 8月21日 vs慶大○29-26 8月24日 vs青学大○80-21 ※定期戦