原発の状況「危険」と強調 軍事活動を注視、IAEA
【ウィーン共同】国際原子力機関(IAEA)の定例理事会が9日、オーストリアの首都ウィーンで始まった。グロッシ事務局長は、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発について引き続き「危険」な状況だと強調した。ロシア西部のクルスク原発については、周辺地域での軍事活動を注視していると説明。原子力事故を防ぐことは「極めて重要だ」とし、原発への攻撃は容認できないと訴えた。13日までの予定。 関係筋は取材に対しクルスク原発について、依然ロシアの管理下にあり、ウクライナから「直接的な脅威」にさらされておらず、ザポロジエ原発とは状況が異なると説明した。