ラグビーW杯の日本代表メンバーを発表(全文1)心身ともに戦える力が付いた
日本代表のスタッフは世界で一番勤勉
そして2019年、今年ですけれども、どういうことに取り組んできたかということの説明の前に、まずは皆さまにお伝えしたいことが、日本代表のスタッフはもう世界で一番勤勉に働くスタッフだと思っています。いろいろなものを犠牲にして、チームを準備させるため、選手を強化するために家族の時間までも犠牲にしてフルコミットして献身的に働いてきてくれました。 そしてその3年間ですけれども、何をしてきたかというと、今年初めて3年間の中で全選手、スコッドをコントロールすることができました。その中でプランとして計画を立てたことが3つのブロックに分けるということです。 まず最初のブロックが選手たちに休暇を与える、そしてこの先立ちはだかる挑戦に対して、ワールドカップに向けて心身共に準備をさせる期間を設けさせました。それがファンデーション1というふうに名付け、そしてその中でプレシーズンを長い期間やり、そしてほどほどの強度で選手たちを鍛え、そのあとウルフパックというチームで試合を重ねてきました。 そしてファンデーション2に進んだところでは、3つのかなり身体的にこたえる合宿、きつい合宿を宮崎で行いました。その中では、選手たちはグランド内外でさまざまなチャレンジを克服しなければいけませんでした。その合宿中に測定を行いましたけれども、全選手自己ベストを更新させました。かなりここで選手たちは自信を付けたと思います。 そしてファンデーション3ですけれども、ここで蓄積してきた全てのことをPNCにつなげるということでした。そしてそのあと先日終わった網走合宿、そしてこのあと南アフリカの試合に向かうということです。 そしてそこでやってきたことを全てPNCで出すということだったんですけれども、やはりテストマッチですけれども、南アフリカ、そしてワールドカップとはまったく違うレベルになると思います。今回メンバーが選出されましたけれども、このファンデーションを通じて41名から42名の選手たちが全員献身的に頑張ってきて、チームのためにベストを尽くしてきました。そのような選手を外してしまうということは非常に苦しい決断でもありました。