スアレスが今季無傷の9勝目に「サイ・ヤング最有力」の声 防御率MLBトップ・今永昇太との差は?
◇MLB フィリーズ 5-2 レンジャーズ(日本時間22日、シチズンズ・バンク・パーク) 【画像】満塁のピンチを無失点でしのぎ、点を見上げてポーズする今永昇太投手 フィリーズのレンジャー・スアレス投手が7回108球を投げ、被安打5、与四死球2、10奪三振、1失点で9勝目を挙げました。 今季10試合に登板し、開幕から無傷の9勝0敗という成績を残しているスアレス投手。SNSでは「サイ・ヤング最有力だと思う」「今永昇太のライバル」などのコメントが寄せられています。 比較されるカブスの今永昇太投手も、同様に開幕から無敗で5勝をあげており、SNSで「このままの成績を維持すればサイ・ヤング賞当確」という声が上がっています。
■スアレスと今永、投手指標での差は?
二人の投手指標について、まず防御率ですが、スアレス投手は10試合を投げて1.36、今永投手は9試合で0.84。今永投手がMLB全体でトップの成績を残しており、スアレス投手はそれに次ぐ2位となっています。 また奪三振率も、スアレス投手の9.27に対し今永投手は9.73と、今永投手の方がやや高くなっています。 一方で被打率とWHIP(1イニングあたり何人の走者を出すか表す指標)ではスアレス投手が今永投手を上回る状況。被打率はスアレス投手が.174でMLB全体の2位につけているのに対し、今永投手は10位の.200。さらにWHIPでも、スアレス投手はMLB2位の0.79。今永投手も好成績ですが、MLB6位の0.91となっています。 <今季の成績比較> ◆レンジャー・スアレス 10試合9勝0敗 投球回 66.0 防御率 1.36 被打率 .174 奪三振率 9.27 与四球率 1.64 WHIP 0.79 ◆今永昇太 9試合5勝0敗 投球回 53.2 防御率 0.84 被打率 .200 奪三振率 9.73 与四球率 1.51 WHIP 0.91