味わう「パリ五輪」あやかり商品が続々
五輪開催中のフランス・パリにちなんだ食品や農畜産物を売り込む動きが活発だ。洋風の具材を合わせた「パリおにぎり」やフランス国旗をイメージした花束などが続々登場。スポーツの一大祭典を盛り上げるとともに、パリ五輪にあやかり販売増を狙う。 【画像】トリコロールカラーを使ったスーパーの売り場 販売が相次ぐのが「パリおにぎり」だ。レシピ検索サイトを運営するクックパッドは2024年の食トレンドに予測していた。 米卸のミツハシ(横浜市)は26日から、ナイフとフォークで食べる「パリ風おにぎり」を関東圏のスーパーで販売。「トリュフ薫る牛しょうがバター風」「鮭(さけ)チーズのバジル風」の2種類で、1個190円前後を想定している。 イオンは30日まで、全国のグループ29社約7300店舗でフランスフェアを開く。「合鴨(あいがも)のデミソース」「トマトオリーブ」の2種類のおにぎりを販売する。 オイシックス・ラ・大地は、ミールキット「3種のパリおにぎり」を売り出した。「スポーツ観戦のお供にぴったり」とPRする。 スーパーを中心に加工花束を委託販売するメルシーフラワー(神奈川県相模原市)は25日から、トリコロールフラワーフェアをスーパー100店舗以上で始めた。 フランス国旗の青、白、赤の切り花を用意。単色で束ねた商品や3色を組み合わせた商品で提案する。赤の切り花には聖火や炎をイメージしてケイトウやグロリオサを取り入れた。同社は「オリンピックの観戦時に飾ってもらいたい」と話す。
日本農業新聞