暑い日が続くので、いつも「ゼロカロリーコーラ」で水分補給しています。カロリーもないし健康に影響ありませんよね?
暑い日が続くと喉が渇いて水やお茶、ジュースなどを頻繁に購入する機会も増えるでしょう。普段からジュースなどを好んで飲んでいる方は、健康を意識してゼロカロリー飲料にする方もいるかもしれません。しかし、ゼロカロリーとうたわれていても必ずしも健康によいとはいえない可能性があります。 今回は、ゼロカロリー飲料のひとつであるコーラを例にして、ゼロカロリーの意味や健康面への影響について解説します。夏場の水分補給におすすめの飲料もご紹介しているため、参考にしてください。
ゼロカロリーコーラとは?
ゼロカロリーコーラとは、その名の通り0カロリーで糖質量も0グラムのコーラです。 厚生労働省のe-ヘルスネットによると、ゼロカロリーやノンカロリーという表示は「100グラムまたは100ミリリットル当たりのエネルギー量が5キロカロリー未満」のときに使用できます。そのためゼロカロリーコーラがまったくカロリーがないとは言い切れない可能性があります。 また、ゼロカロリーコーラでもしっかり甘さを感じられるのは「アセスルファムカリウム」や「スクラロース」などの人工甘味料を使用しているためです。これらの人工甘味料は砂糖の数百倍甘いといわれており、少量でも十分な甘さを得られるようになっています。
ゼロカロリーコーラは健康面では問題ない?
ゼロカロリーコーラに含まれる人工甘味料は、摂取し過ぎると健康に影響を及ぼす可能性があります。独立行政法人農畜産業振興機構によると、世界保健機関(WHO)が公表した「人工甘味料の使用に関するガイドライン」では、減量や健康を理由に非糖質系甘味料を摂取することは推奨されていないということです。 人工甘味料を取り過ぎると、以下のような影響が出る可能性があるといわれています。 ●ホルモンに影響を与える ●味覚が鈍くなる ●依存性がある 人工甘味料を過剰に摂取するとその味に慣れてしまい、甘みを感じる味覚が鈍くなってしまう可能性があります。そうなるとさらに甘みを欲してしまい、食べ物に砂糖を追加したり、ついつい食べ過ぎたりしてしまう原因にもつながってしまうでしょう。甘いものを欲してしまう依存症に近い状態にもなりかねないため、注意が必要です。