【全日本】鈴木秀樹 新入団で最初の目標は「諏訪魔の完全追放。追放しますよ」
さらば相棒。2日付で全日本プロレスに入団した〝マット界随一の偏屈者〟鈴木秀樹(44)が、最初の目標を掲げた。 【写真】諏訪魔と仲良くラストライドを狙う場面もあったが… 2008年11月に旧IGFでデビューしてから数多くの団体に参戦してきたが、日本の団体で所属になるのは今回が初。「必要とされているというのが、すごくわかったので。で、僕も必要としている感じですかね」と王道マットを選んだ理由を説明した。 23年から継続参戦する中で、特に感じたのが若手選手の意欲だったという。「(米WWEの第3ブランド)NXTにいた時、若い人たちが一生懸命やるのはいいなと思ったんですよ。それがどういう方向性であれ、間違いはないので。(全日本の若手は)みんな工夫してやっているので、同じ気持ちになりたいし、なれるなと思いました」と明かす。 団体には70歳の重鎮・渕正信が在籍しているが、レギュラー参戦の選手では自身が最年長となる。それでも「僕は同じ土俵で勝負したいので、キャリアとか年齢とかで勝負するようなダサいレスラーになりたくない。今の全日本は、そういう世界ではないですしね」と意欲をのぞかせた。 一方で目障りなのが、今年から月1~2試合の参戦となる相棒・諏訪魔(48)だ。鈴木は「諏訪魔は〝セミリタイア〟なんですよね? だったら今年の目標はできました。諏訪魔の完全追放。追放しますよ。毎月1試合か2試合、当たり前のようにあるとは思うなよ。ふざけんなって!」と闘志をむき出しにし、さっそく2日後楽園大会では「新春バトルロイヤル」で激しくやり合った。 「やっぱ一生懸命やらないとダメなんですよ。だから若い人と一緒に頑張りたいなと。偏屈者(の異名)は返上しながら、アイスリボンの行く末を見守りたいですね」。鈴木の加入により、王道マットに新しい風が吹く
小坂健一郎