大神いずみ「野球漬けのGWが終わった。まもなくアラカンには堪えるが、今年は夫・元木がおにぎりを握ってくれた」
大神いずみさんは、元読売巨人軍の元木大介さんの妻であり、2人の球児の母でもある。2人の球児の母として伴走する大神さんが日々の思いを綴る。 【写真】父・元木お手製のおにぎり * * * * * * * ◆連日野球漬けのゴールデンウイークが明けて 「…ふぬぁっ?」 次男・瑛介が遠くから何か話しかけているけれど、なになに、よく聞いてなかったよ。 連休と言う名の連日野球疲れが、休み明けズサッと背中に重くおぶさっている。 朝ごはんのあとの片付けもまだ立ち上がれない。 ミッキーが「ゴハンちょうだい、おかーさーん!!」と椅子のそばでピョンピョンジャンプしすぎて、そろそろ私の座高を越してしまう勢い。すごいなその足腰、トイプードル。 それでも私はピッとも動けない。 今年はカレンダー上だと3休3勤4休のゴールデンウイーク。 終わりましたよ…。 皆様いかがお過ごしでしたか? 今年の連休はあまり意識せず覚悟もないままヌルッと迎えてしまったため、前半3日間を終えた頃にはもう、「たすけてぇ…」と床に這いつくばって手を伸ばすほど体に堪えていた。 年々親も子も歳をとっていくけれど、息子たちの野球スケジュールはますますハードになっていくばかり。
◆まもなくアラカンには堪えるワンオペ野球 長男の時もワンオペ野球でウーウー呻きながら大型連休を乗り越えていたものだが、あれからこの母は5つも歳をとった。まもなく四捨五入するとアラカン。なんで四捨五入? 赤いチョッキが遠からず見え始めているのに、下の息子はまだまだニキビ面反抗期真っ只中だ。 峠はまだかいな。 いまは自分が器量よく見えることなど二の次で、まずは今日一日、己の体がシャッシャと動くかどうかでいっぱいいっぱいなわたしです。 今年も連日片道80キロ前後のドライブで球場に送迎、試合を見守る日々が続いた。 6時半、7時頃に現地着となると、前の日にほとんど仕込んでおいてもお弁当作りやクーラーボックスの準備、自分の支度で、起きるのは3時半から4時前後だ。これ、ときどき韓国ドラマにハマり過ぎたわたしの「寝る時間」である。 お弁当はだいたい前の晩に作っておき、朝温めてスープジャーに詰めるだけでいいカレーや牛丼などが多い。ゴハンは2合。 だが3日目にはもうネタが尽きてしまうことに。 自分もヘトヘトで戻る夜に、白目を剥きながらでも仕込めるメニュー…チャーハンやオムライスだが、材料を刻んでおく。卵焼きや揚げ物は前夜に作り置き。できるだけ朝の作業を少なくする準備をして、1分でも早めに寝たいところ。 最近はチームTシャツやジャージなど、化粧以外の自分の用意は極力済ませて着たまま寝たいと思っている母である。…やりませんけど。さすがにいい大人が恥ずかしい。
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