今季もCL制覇の悲願を成就できなかったパリSG。ネームバリュー重視の強化を見直すべき時が来ている【現地発】
過去のどのルモンタダより醜悪な大逆転負けを喫して
CL敗退後のボルドー戦で、ファンから罵声を浴びたのがこのメッシとネイマールだ。前者はマドリー戦でPK失敗、後者は今シーズンのCLで無得点に終わった。(C)Getty Images
パリSGは今シーズンもCL制覇の悲願を成就できなかった。大逆転劇の末、海底に沈んだ現代のタイタニック号で、誰よりも罵声を浴びたのはふたりのメガスター。強化のあり方を見直すべき時が来ているのではないか。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2022年4月7日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― おぞましいあの幻滅を経て、リーグ・アンという低い舞台に戻ってきたパリ・サンジェルマンは、たちまち3-0でボルドーを打ち砕く。3月9日に敵地のマドリードで逆転負けを食らったチャンピオンズ・リーグ(CL)の4日後だ。 3月20日にはASモナコに0-3の大敗を喫しているが、29節を終えたこの時点で首位のパリSGは2位マルセイユに勝点12差をつけている。まだ早春の頃だというのに、リーグ・アンのタイトルはほぼ手に入
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