NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文7)配慮が決定的に不足
父兄との話し合いで、山口さんの家族の反応は?
報知新聞:すいません、報知新聞の浦本と申しますが、先ほど保護者、家族の方と話し合いをしたとおっしゃっていましたけども、その際に山口さんのご家族の方は出席されていたのかと、そのときのご反応をちょっと聞かせてもらえますか。 松村:出席されておりました。やはりこれは山口さん、山口のお母さまだけではなく、ご父兄の方が多数参加されておりましたけれども、やはりわれわれに対する非常に厳しい声、ご意見、あとはやはり報告書においても今後、皆さまから先ほどからご指摘を受けているように、本当に元のNGTにちゃんと戻っていけるんだろうかっていう、お嬢さま方をわれわれに預けていただいているので、そういう不安の声というのも頂戴いたしました。 報知新聞:ありがとうございます。 松村:じゃあ、すいません、初めての方をまず。じゃあ、その、はい。
新潟という活動拠点の特殊性は原因としないのか
上越タイムス:上越タイムス社と申します。新潟のメディアですので、報告書23ページ、冒頭におわびしますということでおっしゃった新潟という活動拠点の特殊性の点なんですが、この点については原因としないということでいいんでしょうか。 松村:これはご指摘を受けております、調査報告で。当然、マンションだとかメンバーが住んでいる居住地ですよね、その特定がしやすくなっていたというような背景を鑑みて、われわれが、例えばピックアップの場所であったりとか、その辺りをしっかりと確認を、要は例えば分かってしまったら場所を変更するとかそういうことを常日頃、やはりしっかりやらなければいけないということと、あとは本当にお恥ずかしい話なんですが、特にバスでの送迎をしております。 その降車ポイント、乗車ポイント、特に降車ですね、乗車というよりも夜、帰るということが当然多くなりますので、その際にマネジャーがバスに帯同していなかった。その降りたところでマネジャーが、あるいはそれに匹敵するしかるべき人間がちゃんとそこにいれば、犯人といいますかそういう方々も、そういう人たちに対する抑止力といいますか、にもなったと思いますし、その辺は深く、反省では済まないレベルなんですけれど、改善をしております。 上越タイムス:そうすると、この都市部が狭いことであるとか、公共交通機関が大都市と比べて発達していないであるとか、ファンの絶対数が決して多くないということについては、冒頭に松村さん、おわびをされましたけれども、この点については報告書の中であまり重き、報告書を受けての対策としてはあまり原因に直結するものじゃないなというお考えですか。 松村:いえ、これは新潟、東京、大阪、私どものところではいろいろやっておりますけれども、これは新潟に限らず、どこでもメンバーのピックアップあるいは降車ということに関しては常々問題になることではあります。それをやはり今後はより密に変更していったりとか、今申し上げたことになると思うんですが、それを新潟だからということではなく、新潟ももちろん、ほかもしっかりとやっていかなければいけないというふうに認識しているところでございます。 上越タイムス:実はこんな質問をしたのは、NGT48以外でこうした事件が起きていないので、もしこの特殊性を挙げるとすればこの1点しかないのではないかと思ったんですけれども、ほかの48グループの中ではこうした住居侵入未遂事件が公になっていないのに、NGT48では起きてしまったというのは、地理的特性であるとか、逆にスタッフの練度が低いということになってしまったらそれもまた問題なのかと思うんですけど、その点いかがでしょうか。 松村:やはりスタッフ、私どもの身内なので、スタッフ、しかもわれわれの部下です、というか同僚でもありますので、それをやゆするのはあまりよろしくないなと思いながらも、やはり意識の問題というか、能力より意識の問題かなというふうに思っております。これは、例えば先ほどの握手会のまとめ出しのときも、横に付いていてもその内容をうまくちゃんと聞こうとする姿勢、あるいはいるだけというのとでは全然違いますし、やはり常日頃からそういう意識を持ってやらなければいけないというのは、NGTのスタッフもあらためて当然ながら感じていることだと思いますし、意識のより向上といいますか、高いレベルで考えていくということをみんなが考えなければいけないということだと思います。 上越タイムス:ありがとうございます。最後に1点だけ。ファンの方から温かいメッセージが寄せられているという一方で、この会見を見ながらすでにツイートがいろいろ寄せられていますけれども、ファンの皆さんの中でもどれが事実でどれが事実でないのか、自分が信じているメンバーが言っていることが正しいのか、いろいろ混乱している状況も見受けられますけれども、先ほども質問がありましたけれども、ファンの方々と真摯に向き合う機会も必要なのかなというふうにも思いますが、その点についてあらためてお聞かせください。 松村:それは当然、握手会とか劇場公演、あるいはそれ以外のライブ等でファンの皆さまに発信をしていかなければいけないことかなというふうに感じます。思います。 上越タイムス:支配人、いかがでしょうか。 早川:劇場にいるときですとか、この前の握手会にいるときもそうだったんですが、やっぱりファンの皆さまと直接話をすると、ホットな意見をいろいろいただくことができるので、ぜひそのような機会は設けていきたいと思っております。 上越タイムス:ありがとうございました。 司会:そのほかいかがでしょうか。 松村:はい、どうぞ。