新NISA制度のポイントをわかりやすく解説!30年間の運用シミュレーションと複利の力を具体例でチェック!
2025年がはじまりました。今年こそお金をしっかり貯めようという目標を掲げた人もいるのではないでしょうか。 ◆【シミュレーション結果】月3万円・30年間だと資産はどのくらい? 最近は「投資」という言葉をよく耳にしますが、昨年から始まった新NISAはもうチェックしましたか? 「投資って怖そう…」って思う一方で、「貯金だけじゃ将来が不安…」という人もいるでしょう。 そんな中新NISAが登場したことで、これをきっかけに運用を始めた人もいるようです。 そこで今回の記事では、新NISA制度の仕組みやポイントを解説しつつ、積立投資をした場合のシミュレーション結果もご紹介します。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
運用益が非課税になる「NISA」とは
NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の最大のメリットは、投資で発生した利益が非課税になる点。運用で得られた分配金や譲渡益を、税金を引かれることなくそのまま受け取ることができます。 通常の証券口座(特定口座・一般口座)で運用する場合、利益には20.315%(※所得税15.315%、住民税5%)の税金が課されます。この税金が、NISA口座を使えば非課税となるのです。 2024年1月には「新しいNISA(新NISA)」として制度が拡充し、フレキシブルな活用が期待できるようになっています。 次では新NISAのポイントについて整理します。 ●新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が両方使える! ●新NISAのポイント 1.非課税保有期間は無期限 2.つみたて投資枠と成長投資枠を併用できる 3.年間投資枠:つみたて投資枠は120万円、成長投資枠は240万円 4.非課税保有限度額:合計1800万円(成長投資枠は1200万円まで)。さらに、使い切っても枠の再利用が可能 5.対象商品:つみたて投資枠→長期積立・分散投資向けの投資信託、成長投資枠→上場株式や投資信託 旧NISA制度(~2023年)では「つみたてNISA」と「一般NISA」のどちらか一方しか口座を開設することができませんでした。しかし新しいNISAでは、それぞれの後継となる「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の両方を同時に使えるようになっています。 さらに新NISAでは、非課税保有期間が無期限となり、年間の投資枠や非課税保有限度額も大幅に拡大。一生涯にわたって利用可能な恒久的な制度となりました。 毎月少額ずつ積み立てを続けたい人や、株主優待を目的に個別株を購入したい人など、それぞれの投資スタイルに合わせて、上手に活用していきたいものですね。 次は「まずは積立投資から始めてみたい」という方に向けて、お金がどのように増えていくかを具体的にイメージできるよう、シミュレーションをしてみます。