東京スカイツリー併設「東京ソラマチ」内にあるフードコート「ソラマチ タベテラス」。東京の地名を冠した店が集まる、”東京感”あふれるフードコートの実力とは?
時にレストランであり、喫茶店であり、高齢者の集会所にもなる「フードコート」。その姿は雲のように移り変わりが激しく、楽しみ方は無限大。例えるなら「市井の人々のオアシス」だ。 本連載では、そんな摩訶不思議・千変万化な「フードコート」を巡り、記録しながら、魅力や楽しみ方を提唱していく。 【画像23枚】東京スカイツリー併設「東京ソラマチ」内にあるフードコート「ソラマチ タベテラス」は、東京の地名を冠した店が集まる、”東京感”あふれるフードコート ■開業から12年 東京スカイツリーのフードコートへ 今回は、東京都墨田区にある商業施設「東京ソラマチ」内のフードコート「ソラマチ タベテラス」を訪問する。
東京ソラマチといえば、いわずとしれた東京の顔である「東京スカイツリー」併設の施設として、2012年5月22日に開業。一帯は「東京スカイツリータウン」として国内外を問わずに多くの観光客、そして地元の人が訪れるエリアとして知られる。 【画像23枚】東京スカイツリー併設「東京ソラマチ」内にあるフードコート「ソラマチ タベテラス」は、東京の地名を冠した店が集まる、”東京感”あふれるフードコート 東武鉄道・東武タワースカイツリー・東武タウンソラマチの3社が発表したデータによると、開業から12年で東京スカイツリーは4840万人、東京スカイツリータウン全体では3億8390万人が来場しているなど、歴史は浅いながら東京を代表する観光地といっても過言ではないだろう。
■かつては浅草駅もあった、人流と物流の要衝として発展 そんな東京スカイツリー、東京ソラマチが位置するのは東京都墨田区押上。この「押上」という地名については、2012年の開業をきっかけに知ったという人も多いのではないだろうか。 周辺はいわゆる「下町」と呼ばれることも多いエリアだが、その代表格として最も知名度のある地名といえば、やはり浅草であり、浅草寺のある一角こそ浅草だ、と認識している人も多いはずだ。しかし、押上もかつては浅草寺一帯に負けず劣らず、かなりの繁華街であったとされる。というか、こっちも「浅草」である。