「誰よりも準備した自負がある」コーチが明かす松山英樹が狙って獲ったメダル
それでも苦しんだ3日目のホールアウト後。左に寄り過ぎていると感じたボール位置などを調整してショット面の立て直しにメドをつけると、すでに最終日に向けてカップの切り直しと芝刈りを始めていた練習グリーンの一角を使わせてもらってパッティングのポイントを整理。誰よりも早く始めたトーナメントウィークの準備は、誰よりも遅くまで続いた。
「メダルを狙って獲れたことで、彼も自信になったと思う。でも、(スコッティ)シェフラーと(トミー)フリートウッド、まだ上に2人いる。再来週からも(ツアーで)一緒に戦っていかなければいけない選手ですし、彼も満足していないと思う。どうやって彼らよりうまくなれるかを考えて頑張りたいですね」。日本男子ゴルフ界初のメダルという快挙も通過点。最高峰PGAツアーでの戦いは、2週後の「フェデックスセントジュード選手権」(テネシー州TPCサウスウィンド)から再開する。(フランス・ギュイヤンクール/亀山泰宏)