年末年始の「出費」が怖い…!出費がかさむ原因や節約できるポイントは?
何かと出費がかさむ年末年始。場合によっては貯金を取り崩さなければならないこともあるでしょう。親戚や子どもへのお年玉、帰省のための交通費など、年末年始の出費は大きな痛手です。そこで今回は、30~50代の平均貯蓄額や、年末年始においてどのようなことに出費がかさむのかを調べました。
30~50代の平均貯蓄額はどれくらい?
30~50代の貯蓄額は一般的にどのくらいなのでしょうか。金融広報中央委員会の「知るぽると」によると、年代別の平均貯蓄額は表1の通りです。 表1
※金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」を基に筆者作成 平均値だけを見ると、年代が上がるにつれて貯蓄額が確実に増えていることが分かります。しかし、一部の富裕層が平均値を引き上げていることも考えられるため、一般的な貯蓄額は中央値が参考になるでしょう。 中央値で考えてみると、ライフイベントや急な出費など各家庭の事情もありますが、思うように貯蓄ができていない方もいらっしゃることが見受けられます。
年末年始にはどのようなことで出費がかさむ?
年末年始にはさまざまなイベントがあり、思わぬ出費で貯金を取り崩さなければならないこともあります。株式会社プラスワンが2022年に実施したアンケート調査によると、年末年始に痛いと感じる出費ランキングのベスト5は以下の通りです。 ●第1位 お年玉(平均予算:1万5579円) ●第2位 クリスマス(平均予算:9039円) ●第3位 忘年会(平均予算:7736円) ●第4位 レジャー費用(平均予算1万3016円) ●第5位 帰省(平均予算:2万3862円) 親戚の数が多いと、お年玉は大きな出費になる場合があります。特に40代になると、親戚の子どもたちは大きくなってお年玉の金額がピークを迎えるため、まとまった金額を準備しておく必要があるでしょう。 クリスマスに関しても、子どもが大きくなるにつれて欲しがるプレゼントは高額になる傾向にあり、親としては痛い出費といえます。 ■年末年始の出費で節約するには? 年末年始のイベントにおいては節約が難しいものもありますが、一方で意識することで出費を減らせるものもあります。 前述の2022年のアンケート調査によると、意識して節約している出費ランキングのベスト5は以下の通りです。 ●第1位 福袋・初売り・セール ●第2位 忘年会 ●第3位 おせち ●第4位 レジャー費用 ●第5位 クリスマス 福袋・初売り・セールでは、購買意欲をかられて買ったものの、「無駄遣いをしてしまった」と後悔するケースもあります。 「外出を控える」「お店には近づかない」など、対策することで無駄な出費を減らせるかもしれません。また昨今では忘年会を開催しない企業も増えているようです。そしておせち料理は注文せずに、自分や家族が好きなものを食べる家庭も増えています。