西岸でUNRWA職員射殺 10年以上ぶりイスラエル軍
【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は13日、イスラエル軍が占領するヨルダン川西岸北部の難民キャンプで、12日早朝に男性職員が軍に射殺されたと発表した。西岸で職員が犠牲になるのは10年以上ぶりだとし「前代未聞の暴力が横行して地域が危険にさらされている」と危機感をあらわにした。 ガザで11日にイスラエル軍が学校を空爆し、UNRWA職員6人が死亡したばかり。ラザリニ事務局長はBBC番組で「明日はより多く職員が殺されるかもしれない」と嘆息し、UNRWAが軍に狙われているとの見解を示した。 UNRWAによると男性職員は衛生作業員で、自宅の屋根の上で狙撃兵に撃たれた。