ラッシュフォード、クルトワ、ガビ…EURO2024出場を逃したスター選手たち
EURO2024開幕が近づき、開幕戦までもう1週間ほどしかない。サッカー界で最も権威ある大会のひとつで戦うべく、ここ数日のうちにサッカー界の最高の選手たちがドイツ入りするだろう。 UEFA EURO2024(ユーロ2024)はいつ?日程・組み合わせ・対戦カード・開催地・放送予定 しかしながら、大会に参加できないスター選手たちもいる。その理由はさまざまだ。恐るべき才能の持ち主ながらケガで出られない選手もおり、前十字靭帯(ACL)損傷がいかに恐ろしく、現代サッカーを悩ませているかがわかるし、出場停止処分のために出られない選手もいる。また、素晴らしい経歴を誇りながら、ただ単に母国代表に選ばれなかっただけの選手もいる。 以下に、この夏のヨーロッパサッカーの祭典に出られない最も有名な選手たちを挙げてみよう。
フランチェスコ・アチェルビ(イタリア)
フランチェスコ・アチェルビはもう36歳だが、ケガで出られないのはイタリア代表にとって大きな痛手である。インテルのセンターバックは、ドイツでもアズーリの先発メンバーになるのはほぼ間違いなかった。クラブでも同僚のアレッサンドロ・バストーニとコンビを組むはずだったのだ。 不運にも、遅咲きのアチェルビ(ピッチ外でのさまざまな障害のため)は、外科手術が必要な鼠径部の故障で本大会に出場できない。
ダヴィド・アラバ(オーストリア)
今シーズンACLを損傷したレアル・マドリーの3選手の中のひとりだが、ティボー・クルトワやエデル・ミリトンと違い、アラバにはシーズン終了までの復帰の可能性がまったくなかった。この多才なオーストリアDFは、昨年12月、ラ・リーガでのビジャレアル戦の前半に負傷し、母国代表に加われなかった。
ドメニコ・ベラルディ(イタリア)
半月板損傷から復帰した最初の試合、3月3日のセリエAでのエラス・ヴェローナ戦で、サッスオーロのドメニコ・ベラルディは右足のアキレス腱を完全に切ってしまった。多才なFWで、前回大会を優勝したイタリア代表の一員であったが、来年まで復帰できないと予想されている。
スヴェン・ボトマン(オランダ)
オランダはセンターバックの人材に事欠かない。守備で最も力のあるチームであることは間違いない。しかし、EUROにボトマンがいないことは、ロナルド・クーマン監督にとって大きな痛手である。このニューカッスルのDFは、3月16日のマンチェスター・シティ戦でACLを損傷しなければ、ドイツでの先発メンバーを争っていたに違いない。