ラッシュフォード、クルトワ、ガビ…EURO2024出場を逃したスター選手たち
ジャック・グリーリッシュ(イングランド)
ジャック・グリーリッシュがEURO2024のイングランド代表の最終メンバーに選ばれなかったことは、それほど驚くことではない。かつてウイングとして高く評価されたグリーリッシュは、ここ1年あまり良いプレーをしていなかった。 マンチェスター・シティの一員でありながら、グリーリッシュは全公式戦36試合の出場で、わずか3得点3アシストにとどまり、1億ポンド(約199億円)の男といえどもシーズン終了までに序列はかなり落ちてしまっていた。
ジョーダン・ヘンダーソン(イングランド)
昨年の夏、ジョーダン・ヘンダーソンはリヴァプールを出てアル・イテファクに行くことを決めたが、それはPRとプレーの面で大惨事を起こした。主義主張よりも金銭を優先する偽善ともとれる行為がイングランドの人々の反感を買ったのみならず、サウジアラビアにいたのはわずか6カ月で、ヨーロッパに戻ってアヤックスに加入した。 ところが、ベテランMFはアムステルダムでキャリアを軌道に戻すことができず、イングランド代表から外れたことは、代表ファンの多くから支持された。ただし、ガレス・サウスゲート監督は、ヘンダーソンが外れたのは体調の問題だとしている。 「彼は素晴らしいプロ選手で、苦渋の決断だった」と、サウスゲート監督は言った。「彼がいなくて大変になるだろう。彼は特別な選手で、人間としても素晴らしい。招集しなかったのは、この前のキャンプで負ったケガのせいだ。彼は5週間試合に出られなかった。その後、(代表に必要な)試合勘を取り戻せないでいる」
リュカ・エルナンデス(フランス)
リュカ・エルナンデスは、2022年のワールドカップにわずか13分しか出られなかった。多才なDFながら、フランスのグルーブステージ最初の試合であるオーストラリア戦で、右脚のACLを損傷してしまったのだ。残念ながら、パリ・サンジェルマンのチャンピオンズリーグ準決勝のボルシア・ドルトムント戦の第1レグで、左ひざのACLを損傷してしまい、EURO2024にも出場できなくなった。 エルナンデスは28歳で、センターバックとしても左サイドバックとしてもプレーできるが、すでに手術を受けており、2025年までプレーできない可能性が高い。