踏切で立ち往生した車に列車衝突の想定…JRと一畑電車、警察と消防などが合同で事故対応訓練(島根)
山陰中央テレビ
踏切での事故に備えて出雲市で、JRと一畑電車、それに警察、消防などが合同で対応訓練を行いました。 出雲市のJR西日本後藤総合車両所出雲支所で行われた19日の訓練には、JRと一畑電車、それに警察、消防などから約70人が参加しました。 坂西美香アナウンサー: これから、踏切内で立ち往生している軽自動車と列車が衝突する事故が発生したとの想定で訓練が行われます。 総合事故対応合同訓練運転士役の人: 150メートル手前で大津里道踏切に侵入する自動車を発見、非常ブレーキをとりましたが衝突し、最後部が踏み切りを100メートル行き過ぎて停車をしています。 毎年行われているこの合同訓練、19日は出雲市内のJRと一畑電車が共用する踏切のなかで立ち往生していた軽自動車と列車が衝突したという想定で始まり、運転士から事故の報告を受けた運行を管理するJRの「指令」が警察や消防に通報、踏切を共用する一畑電車に連絡を入れ、列車を止めます。 現場では、車の運転手にけががないか確認し、列車の乗客を救護。踏切事故での対応手順や関係機関との連携を確認しました。 JR西日本松江管理駅・安井徳義管理駅長: いざというときのために(訓練を)繰り返し行う必要があります。異常時に冷静に判断、行動ができるような訓練を繰り返していきたいと思っています。 JR西日本によりますと山陰エリアでは2024年度、踏切事故は発生していないということで、引き続き社員の安全意識を高め、事故ゼロを続けたいとしています。
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