広島市南区に新たな商業施設「スパイラルガーデン大州」 11月23日オープン シンコー創業地で関連会社
地元産の食材を扱う飲食店や交流スペースを備えた商業施設「スパイラルガーデン大州」が23日午前10時、広島市南区大州にオープンする。船舶用ポンプ製造のシンコー(南区)の創業地。食に関するイベントも開き、地域住民の交流を生む。 施設はコの字形で、鉄骨一部4階建て延べ約8700平方メートル。無農薬栽培の野菜を使った総菜店、盆栽をテーマにしたカフェ、お好み焼き店など多彩な約30テナントが入る。託児所や音楽スタジオ、貸しキッチンもある。 約400平方メートルの広場では、月に1、2回、シンコーの主力製品にちなんだ「ポンプマルシェ」を開き、地元産の食品や手作りの雑貨を販売する。四季を感じられる庭園には、結婚式も開ける多目的スペースがある。 施設はシンコーの関連会社で不動産事業の拓興産(南区)が管理する。以前は飲食店があったが憩いの場にしようと整備した。事業費は非公表。同社は「訪れた人が地域の魅力を再発見できる場所にしたい」としている。
中国新聞社