パドレス・松井裕樹、ロッテ・鈴木昭汰に発破「頑張って、クローザー取れよ」
ロッテ・鈴木昭汰投手(26)が8日、鹿児島・奄美大島で行っているパドレス・松井裕樹(29)との合同自主トレを公開した。 プロ4年目の昨季は自己最多の51試合に登板し、防御率は驚異の0・73。元旦に地元・茨城県の霞ケ浦に家族全員で初日の出を拝みに行った際も「日の出の瞬間に、早く投げたい、早くシーズンにならないかなと思った」と振り返り、「今季も勝ちパターンは譲らず、50試合はマストで」と意気込んだ。 4日から始まった合同自主トレ。「まだ、4、5日目だけど、もう充実しています」と笑顔。この日は一本歯げたトレーニングに初挑戦した。帯同しているトレーナーは「かかと側に歯があるげたのため、爪先にいきがちな重心をかかと重心にして、股関節回りを正しく使えるように。次に爪先側に歯があるげたに変えて、歩き方の違いを体感してもらう。自分の重心が軽くなる感じがある」と説明した。鈴木も「これで腰痛も減ると思う」とその効果に期待した。 ロッテには通算243セーブの絶対的守護神・益田が君臨する中、「裕樹さんは『頑張って、クローザー取れよ』とは言ってくれます」。その松井は「鈴木選手には去年の経験を生かして年間を通してハイパフォーマンスを出してほしいと思います。僕も彼に負けないように彼の活躍を刺激に頑張ります。鈴木選手からは、この自主トレで去年、時間が足りなかった『フォークボールの練習をしたい』と言われたので、その練習にしっかり時間を割いていけたらと思います。きっと今シーズン、フォークで三振を量産してくれると思います!」と話した。 合同自主トレは今月下旬まで行われる。(東山貴実)