GQエディターが選ぶ、11月発売の新作G-SHOCK4選!──GQ新着ウォッチ
”無愛想”なくらいがちょうどいい?
「DW-5610UU-3JF」 クセ強系から飛び道具系まで、2024年もさまざまなG-SHOCKをリコメンドしてきたが、やっぱりG-SHOCKは、この”無愛想”な感じがいい(褒めてます)。プレスリリースには「ゴープコアなどに代表されるアウトドアテイストを取り入れたアーバンスタイルを、実用的でストリートファッションに合わせやすいG-SHOCKらしいデザイン&カラーで表現」とあるが、ブルーグレイ、オリーブグリーンのいずれもマットな質感なのでスーツスタイルだってこなせそう。少なくともジャケパンは守備範囲だ。自腹買いなら、定番の角形ケース&オリーブグリーンの一択!(神谷 晃、ライフスタイル・エディター/ウォッチ・エディター)
ガラパゴス化したっていいじゃない
「GA-B2100CD-1A4JR」 フェスティブな気分を盛り上げてくれる赤いボディが印象的な本作は、ガラパゴス諸島で環境保全活動を行うチャールズ・ダーウィン財団とのコラボモデル。この鮮烈なレッド×ブラックのカラーリングは、世界で唯一、海に潜って餌を採るガラパゴスウミイグアナの体の色がモチーフなのだ。実際のガラパゴスウミイグアナはその赤いラインにより、かなりドラゴン的。迫力ある見た目なのだが、本作の9時位置のサブダイヤルとストラップの遊環に施されたイグアナは、ほどよくデフォルメされており愛らしい。もちろんボディ全体はバイオマスプラスチックなど環境に配慮した素材を採用している。ガラパゴス化して社会や市場の基準から孤立してしまうことは不便かもしれないが、世界中どこにいても同じ店があり、同じ着心地や同じ味を享受できる世の中にあっては、独自の進化も悪くないことを、9時位置のイグアナが思い出させてくれるのだ。(遠藤加奈、スタイル&フィーチャーズ・エディター)