“ガラスの大器”オーデンが選手生命が断たれた大ケガを回想「膝蓋骨が真っ二つに折れた時を今も覚えてる」<DUNKSHOOT>
「僕は、プレーしていた時は支配的だったのは事実だ。運動能力、走力、強さ、シャック(シャキール・オニール/元ロサンゼルス・レイカーズほか)やヤオ(ミン/元ロケッツ)のような選手を守れるのは、僕にとってプラスだった。もう少しでその域に辿り着ける気がしていたけど、健康をキープできなかった。膝蓋(しつがい)骨が真っ二つに折れた時のことは今でも覚えている」 3年間のブランクを経て2013-14シーズンにマイアミ・ヒートと契約するも、23試合の出場で平均2.9点、2.3リバウンドにとどまり、シーズン終了後に解雇。実働わずか3年、通算105試合に出場し平均8.0点、6.2リバウンドという寂しいキャリアスタッツでNBAの舞台から姿を消した。 オーデンのキャリアラストイヤー、所属していたヒートはレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3を擁してNBAファイナルに出場するも、サンアントニオ・スパーズにシリーズ1勝4敗でタイトル逸。オーデンは「マイアミで(優勝)リングがほしかったけど、スパーズが勝った」と悔しさをにじませた。 オーデンがケガをせずにキャリアを過ごせていたら——。また違った歴史がNBAに刻まれていたかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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