野田塾(中学部)は愛知県の公立高校入試対策に強み。徹底的な対策で内申点アップを目指す!
学校の後でも集中できるプロ講師の熱血授業
パワフルでエネルギッシュな授業をする講師が多い。公立中学校の生徒は部活動の後で塾に来ると、疲れていてなかなか授業に身が入らないこともあるだろう。そういった生徒が授業にちゃんと集中できるよう、興味を引くような工夫をして授業を進める。そのため、授業の技術が高い講師が多いのが野田塾の特徴だ。授業をするのは全員が専任講師であり、指導歴が10年を超えるベテランも多い。 新人講師は入社前から指導教官による研修を受ける。対面の研修以外にも授業動画のライブラリーがあり、先輩の授業映像を見て指導の仕方を学んでいく。生徒に対して「一度に一つの指示しかしない」といった細かい指導方法も体系化しており、どの校舎のどの教室でも同じクオリティの授業ができるように研修を行っている。 新人講師は指導教官の前で模擬授業を行い、合格すると講師として教壇に立つことができる。講師としてスタートを切ってからも研鑽は続くが、その一つが教育現場に立つ講師の指導技術向上を目指す「全国模擬授業大会」への挑戦である。社内で模擬授業を競い合い、選ばれた講師が大会に出場できるが、野田塾はコンスタントに優勝者を輩出している。また、生徒たちにアンケートを行っており、そこでも講師は評価をされる。
非認知能力を伸ばし、積極性や対人スキルの向上を図る
学習指導要領では「思考力」「表現力」「判断力」が重視され、それらの力は数値で測れないことから非認知能力と呼ばれる。 野田塾では、2022年から「非認知スキル養成講座」を開講している。中学2年生と中学3年生の生徒は隔週に1回、50分の授業を受けている。ある回では生徒にことわざを作らせた。まず「風が吹けば桶屋が儲かる」ということわざを解説し、思いがけないところに影響が出てくるという例えを生徒たちに作らせ、それを発表させる。 こうした学習によって積極性やコミュニケーション能力を引き上げ、中学校での授業態度を改善することで内申点の向上につなげたり、昨今の高校受験で重要視されている思考力や表現力を磨いたりしている。
野田塾に向いている生徒と向いていない生徒
中学校の定期テスト対策や高校入試対策に向けて万全のカリキュラムを組み、手厚く指導していく塾だ。苦戦している生徒がいれば講師が声を掛け、相談に乗ったり、アドバイスをしたりする。そういった面倒見のよさが合う生徒にとっては、ベストマッチな塾といえる。反対に、学習をすべて家庭で管理したいというケースもあるだろう。そういう場合は、面倒見のいい塾とは相性がよくない可能性も考えられる。
杉浦由美子