すかいらーく「しゃぶ葉」コミュニティ運営でUGC増加! 成功要因:入会ハードルをあえて高く設定
コミュニティ運営のプラットフォームはいくつかあるが、その中でAsobica社が提供する「coorum(コーラム)」を選んだ。その理由に「自由度の高さ」と「データの可視化」を挙げる。 参加者の期待を裏切らない理想のコミュニティを築くために、「どのような機能をつけるべきか」「どのような施策を打つべきか」など、岡田氏とAsobica社は毎週ミーティングを行った。これは現在でも続いているという。 ┌────────── コミュニティを運営する『コミュニティマネージャー』の存在は、日本においてまだまだ少ないです。その点、Asobica社はサポートがしっかりされていて、“共創関係”にあると思っています。 他社でよかった事例を教えてもらえますし、逆に弊社の事例を他社に展開していただいて、一緒によいコミュニティ作りをしていきたいと考えています(岡田氏) └──────────
「しゃぶ葉が好き」な人だけが集まるように設計
coorumを利用して立ち上げたコミュニティ「しゃぶしゃ部」は、2023年6月に1期生を募集開始。応募フォームである“入部届の志願書”には「しゃぶ葉に対する想い」を記述する欄を設け、入部のハードルをあえて高くし、クローズドコミュニティとして運営している。
┌────────── 文章を書くのは手間がかかります。そこに熱い想いを書いていただける方は、本当にしゃぶ葉が好きな方だと思っています。実際に、年間来店数が一般ユーザーの20倍にあたる超ロイヤルカスタマーです。 10代の高校生から60代のシニアの方まで107名の方が集まりました。コロナ禍で離れてしまっていたファミリー層にもご参加いただけ、思い描いた形でスタートを切ることができました(岡田氏) └────────── 100名程度の規模にしたのは、コミュニティ運営を担当するのが岡田氏1名しかいないからだ。「社内の関係者に時折手伝ってもらっていますが、まずは自分のキャパシティでやりきれるサイズ感から実施しました」と岡田氏は話す。