【速報】ノーベル平和賞に日本被団協「長年の活動ようやく」「知らせたい被爆者がどんどん亡くなった」 石破総理はラオスで「極めて意義深い」
今年のノーベル平和賞に、日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。 唯一の被爆国の日本。ノーベル平和賞に日本の個人や団体が選ばれたのは1974年の佐藤栄作(さとう・えいさく)元総理以来、50年ぶりです。 被団協は1956年に結成された被爆者の全国組織です。 被爆者への支援を行うとともに、核兵器廃絶を旗印に日本を含む各国政府や国連への要請行動、国際会議の開催、被爆の実態を紹介する活動などを行っています。
◆「大変驚いています。長年の被爆者の活動がようやく」
受賞が決定したことを受けて、日本被団協スタッフはMBSの電話取材に対し、「大変驚いています。長年の被爆者の活動がようやく認められたといった思いです。」と話しました。 そして、「受賞決定を知らせたい被爆者がどんどん亡くなってしまったな…、思い出します。受賞したことを伝えたいですね。」と、話しました。
◆石破総理「極めて意義深い」
就任後、初の外遊先となったラオスで記者会見を行った石破茂総理大臣。 被団協のノーベル平和賞について、「長年、核兵器の廃絶に取り組んでいる団体が、ノーベル平和賞に選ばれるのは、きわめて意義深い」と、話しました。