【子どもの近視】1日2時間の「外遊び」が効果あり!ゲームも読書も屋外で!?
紫外線から目を守るために、子どもにもサングラスは必要?
屋外がよいとはいっても、暑い時期には、子どもの紫外線対策も気になるところです。外に出るときには、サングラスをかけたほうがよいですか? 「紫外線によるメリット、デメリットで比較してみると、紫外線による目への悪影響よりも、近視を抑制する効果のほうが、はるかに大きいといえます。 もちろん冬場のスキー場のように、雪面に反射した強い紫外線があるなど、サングラスをかけたほうがよい場面もありますが、日常生活を送るうえでは、特に必要ありません」 子ども時代の生活習慣が、近視につながり、ひいては将来の失明リスクを増やすことにも! 子どもの近視を軽くみることなく、今からすぐできる工夫をしていきたいものですね。 次回は、子育て世代に注意が必要な、自覚症状がない目の疾患についてお聞きします。 撮影/横田紋子
窪田 良(クボタ リョウ)
医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO 1966年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業、慶應義塾大学医学部客員教授、米NASA HRP研究代表者、米シンクタンクNBR理事などを歴任。虎の門病院勤務を経て米シアトルのワシントン大学助教授に就任。 2016年窪田製薬ホールディングスを設立し、本社を日本に移転。在宅・遠隔医療分野では、NASAと共同で、クラウドを使った在宅医療モニタリングデバイスや、ウェアラブル近視デバイスの研究開発を行っている。
『近視は病気です』(窪田 良/著 東洋経済新報社 1,650円・税込)
「メガネとコンタクトどちらがいい?」「メガネをかけても近視が進む理由」「スマホの画面は暗くした方がいいの?」など、私たちが日頃から気になっている「眼に関する疑問」に、明快に答えをくれる一冊。 近視は失明のリスクを高める病気!と警鐘を鳴らす著者が、世界基準の「最新の眼の常識」を教えてくれます。
安藤梢