【MLB】史上最高額の契約に現実味 少なくとも4球団がソトに総額7億ドル前後の超大型契約をオファーか
まもなく決着するとみられているフアン・ソトの争奪戦だが、資金力のある球団による争奪戦が繰り広げられるなか、最終的に総額7億ドルの大台に到達する可能性が出てきたようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、少なくともヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズの4球団が大谷翔平(10年7億ドル)に迫る超大型契約をオファーしているという。なお、ドジャースは金額面で後れを取っているものの、争奪戦から完全に脱落したわけではないようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ヘイマン記者は、ソト陣営の狙いとして「コンスタントに優勝争いをすることができ、なおかつソトの価値に見合った契約をオファーできる球団を探すこと」を挙げている。金額面では各球団のオファーは似通っており、今後数日のあいだに最新のオファーが届く可能性もあるため、ソトは打席でのアプローチと同様に、辛抱強く最高のオファーを待ち続けているようだ。 ソトが大谷の契約総額を上回る可能性があることについては「FAになった時点で大谷より4歳若いことを考慮すべきだ」と指摘した。大谷は総額7億ドルの大部分を後払いにしているため、現在価値では4億3700万ドルから4億7000万ドルほど。もしソトが7億ドルの大台に届かなかったとしても、現在価値で大谷を上回ることはほぼ確実な情勢となっている。 また、ヘイマン記者は争奪戦に残っている5球団について分析。ヤンキースは「高額入札している4球団のなかで最も充実した戦力を誇るが、ソトはファームシステムをあまり高く評価していない」、メッツは「スティーブ・コーエン・オーナーの資金力によって無限の可能性を持つが、チームの完成度は高くない」、レッドソックスは「豊富な有望株、ドミニカ共和国出身のレジェンドの存在、打者有利のフェンウェイ・パークなど、ソト獲得に向けて有利な要素もあるが、過去3シーズンは結果を残せていない」、ブルージェイズは「今季の成績よりもはるかに優れたチームだが、ブラディミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットのFAが迫り、未来が保証されているとは言えない」とした。 さらに、金額面で後れを取っているドジャースが争奪戦に残っている理由としては「スター軍団の仲間入りを果たすことができる」という点を挙げた。ソトが金額面よりも「勝つこと」を重視するのであれば、ドジャースは無視できない選択肢であるというわけだ。 メッツのコーエン・オーナーは「他球団よりも5000万ドル上積みする」と豪語しており、7億ドルをオファーする球団が現れた場合、メッツは7億5000万ドルをオファーする可能性もある。熾烈な争いが続くソトの獲得レースは、最終的にどんな結末を迎えるのだろうか。