日本とこんなに違う!? アメリカの驚きの性教育事情「女の子にキスするのってどう思う」と小学生に聞かれたら…
アメリカでシングルマザーをしながら、子育てについて発信しているひろこです。 先日7歳の息子の通う学校で、子ども同士で「女の子にキスするのってどう思う?」などの会話をしていたと先生から報告がありました。 性被害を打ち明けられない子も…子どもを性犯罪から守るために「親ができる2つのこと」 小学生くらいになると性に興味を持ち始める年齢で、親としては「子どもにどう話せばいんだろう?」と悩みますよね。 特に今の子達は、私達の子ども時代とは比べ物にならない情報量の中で生活していますし、親にとっては心配な部分でもあります。私を含めて、 性教育っていつから始めればいいの? 家庭では何をしたらいいの? と悩んでいるママ、パパも多いと思います。 今回は、フォロワーさん達が家庭で取り組んでいる「性教育」や、アメリカの先生の子ども達への対応を紹介していきたいと思います。
性教育っていつから始める?
「いつから性教育を始めましたか?」とフォロワーさん1,114人にアンケートを取ったところ、以下の結果になりました。 未就学児から始めているという方が半数近くいる一方で、「まだ始めていない」という方も同じくらいいるという結果に。各家庭での性教育の取り組みにはかなり差があるように感じました。
アメリカの先生の対応は?
子ども達が「女の子にキスするのってどう思う?」という会話をしていたのを聞いた先生は、子ども達を集めてこんなお話をしたそうです。 「自分や人の体に興味を持つのは自然なことだけれど、それは学校でお友達とする会話として適した内容ではないよ」 という事をまずはハッキリと伝えたそうです。そのあとで、理由をこんな風に説明したと教えてくれました。 「自分のことではなくても、あなたたちが誰かの体の事を話しているのを聞いたら、その人はどんな気持ちになるかな?」 「もし自分の体のことを誰かが話してたら、あなたはどんな気持ちになるかな? 嬉しいかな?」 「これはダメ!」と一方的に言うというよりは、子ども自身に考えさせるように一緒に話し合っていったそうです。また、キスをすること自体が悪いわけではなくて、それをするには適した年齢があるということも話したそうです。取れる責任が違うから、大人と子どもでは「やっていいこと」の制限が違うんだよということを伝えるのも大事だと言っていました。 私が驚いたのは、先生達がこのトピックについて、3日ほどかけて子ども達と話し合ってくれたという事です。 その都度どんな話をしたかを親に報告をしてくれて、「家庭でもこんな風に話してみて下さい」と言われました。 私が子どもの頃は、子ども同士でこういう会話をしていても「ませているのね」くらいで終わっていました。 こんな風に真剣に性について大人と話すことは中学生になるまではなかった気がします。 アメリカでは早期の性教育がいかに重要視されているか、認識の違いに驚かされた出来事でした。