日本とこんなに違う!? アメリカの驚きの性教育事情「女の子にキスするのってどう思う」と小学生に聞かれたら…
まずはプライベートゾーンを教えることから
すでに性教育を始めているというフォロワーさんに家庭での取り組みについてアンケートを取ったところ、絵本を使ってプライベートゾーンについて教えているという人が多かったです。 フォロワーさんから1番人気だった絵本は『だいじ だいじ どーこだ?』(大泉書店)でした。 アメリカでも4歳くらいから、 プライベートゾーン(水着で隠れる部分と口)は人に勝手に触らせて良い場所ではないし、勝手に触ってもいけない。 と教えるのが一般的です。 私も息子の性教育に絵本を使っているのですが、おすすめなのが『子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める! 』(集英社)です。 これはアメリカで大人気の絵本で、日本語でも出版されています。 性教育の基礎になる同意についてイラストを使ってとてもわかりやすく説明されていて、大人でもハッ!とするような内容です。 全学校に置いた方がいいんじゃないかと思うくらい素敵な絵本です。
「生理」も大事な性教育
他にフォロワーさんが取り組んでいる性教育では、 一番身近なママの生理について話しています という方も多かったです。 私も息子が6歳の時に生理について話しました。 「女の人だけにある体の仕組みで1か月のうちに1週間くらい、おしっこみたいに血が出てくるんだよ。 赤ちゃんを作るための体の仕組みなんだよ」 と話しました。 血が出るという言葉に「それって痛いの?」と心配そうにしていたので、 「それ自体は痛くはないけど、お腹がぎゅーってなったり、イライラしたりして大変なんだよね。気持ち悪くなる人もいるんだよ」 と答えました。男性にはない女性だけの体の仕組みなので、息子にはその「大変さ」も伝わって欲しいと思っています。そして、 「生理は赤ちゃんを作るための体の仕組みだから、これがあるからママは〇〇くんに会えたんだよ。だから大変だけど、ママにとって大切なものなんだ」 ということも話しました。性教育は年齢に合わせて少しづつ取り組んでいくものだと思うので、私も日々どうやっていこうかと悩んでいます。みなさんが家庭で取り組んでいる性教育も是非教えてください! 【Profile】ひろこ(@hirorokok) カリフォルニア在住、7歳男子のママ。20歳でアメリカに留学。カレッジを卒業後、コンサルティング会社、貿易会社に勤務。2児のシングルファーザーだった元夫と結婚。非行少年だった長男と自閉症の次男の子育てを通して、ペアレンティング(子育て)について専門家から学ぶ。その後自身の息子を出産、離婚してシングルマザーに。現在は日系企業のアメリカ支社で経理部に所属。誰かの役に立つことを願い、アメリカの子育てアイデアを発信。初の著書『LA在住のママがやっている アメリカ式・はじめてのお金教育』(KADOKAWA)が好評発売中。