ホンダと日産が経営統合に向けた検討に関する基本合意書を締結。三菱も参画・関与の可能性を検討
三菱も経営統合への参画を検討中
この経営統合が実現すれば、全体で売上高30兆円、営業利益3兆円を超える世界トップレベルのモビリティカンパニーを目指すことになる。 また、この経営統合に向けた検討に対して、三菱自動車工業(以下、三菱)も参画・関与およびシナジー享受する可能性について検討することに合意し、3社で覚書を締結した。三菱は、2025年1月末をメドにホンダと日産による経営統合への参画・関与の可能性に関する検討結果を出すことを目指す。 ホンダと日産においても、今回の経営統合は決定したわけではなく、実現までには議論すべき問題はあり、あくまで経営統合に向けた協議・検討を開始した段階だ。その可能性について、2025年1月末をメドに方向性を見出すべく、両社で検討を進めていく。 なお、経営統合が成立しても、ホンダと日産の両ブランドはそのまま存続する。車種のラインナップに関しては、現在のままの展開はなさそうだが、それはまだ先の話。さらなるシナジーを生むための統合を検討していく。販売網の統合や再編に関しても、各々のブランドを伸ばすサポートを進めていくようだ。 また、日産とルノー、ホンダとGMとの関係に関しても、経営統合がなされても関係は変わらないという。むしろ、相乗効果的に強みを発揮するのではとも考えられている。 さて、この経営統合がなされれば、クルマ業界の世界地図は大きく変わることになるのだろうか。今回の記者会見では具体的な内容は発表されておらず、経営統合への道のりは簡単ではないと思われるが、まずは今後の展開に注目していきたい。
Webモーターマガジン編集部
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