百条委の委員長、兵庫知事再選も「調査方法を変える必要ない」
兵庫県知事選で再選を果たした斎藤元彦前知事(47)のパワーハラスメントなどの疑惑が文書で告発された問題で、県議会の調査特別委員会(百条委)は18日、証人尋問を25日に実施し、斎藤氏に出頭を求めることを決めた。斎藤氏への証人尋問は3回目となる。 【写真まとめ】兵庫知事選で斎藤元彦氏が返り咲き 調査対象は、2023年のプロ野球・阪神、オリックスの優勝パレードの資金集め▽斎藤氏の政治資金パーティー券販売――などの疑惑。県議会の不信任決議を受け失職した斎藤氏が再選されたが、百条委の奥谷謙一委員長は18日の記者会見で「(調査方法について)特に変える必要はないと思っている。(証人らに)誠心誠意お答えいただく」と述べた。 斎藤氏を巡っては、元県西播磨県民局長の男性が3月、告発文を一部の報道機関や県議に匿名で配布。元局長は県の公益通報窓口にも通報したが、県は5月、公益通報の調査結果を待たずに元局長を停職3カ月の懲戒処分とした。元局長は7月に死亡した。【中田敦子、面川美栄】