長期投資と短期トレード、あなたはどっち向き?成功に必要な資質を紹介
厚生労働省が9日に発表した3月の毎月勤労統計調査では1人当たりの賃金は物価変動を考慮した実質で前年同月比2.5%減の24カ月連続の減少となっています。24カ月連続での実質賃金のマイナスはリーマンショック前後の記録を超えており、1991年以降の記録で過去最長を更新しています。 【画像】遺産相続で3人に1人が後悔 実質賃金は労働者が実際に受け取った給与である名目賃金から物価変動の影響を差し引いて算出した指数で、つまり私たちがお給料でどのくらいのものが買えるのかというのを表しています。それが減少し続けているということは生活が苦しくなるということです。今後もインフレが続くと考えられるなかで投資などの資産形成、自分の生活を守るためのお金を自分で考えていかねばならないといえるでしょう。
長期投資と短期トレード
投資をするためには、自身の投資目標やリスク許容度、資産状況などを考慮して、投資戦略を立てることが重要です。 投資戦略には主に長期投資と短期トレードの2つのアプローチがあります。 長期投資は、将来の成長を見込んで投資対象の銘柄や資産を選定し、長期的な視点で保有する戦略です。市場の短期的な変動に左右されず、投資先の実態や基本的な価値を重視します。 短期トレードは、市場の短期的な変動を利用して利益を狙う戦略です。日々の市場の動きやテクニカル分析(過去のチャートから今後を予測すること)を用いて、短期的なトレンドや値動きを予測し、短期間で取引を行います。短期トレードは、市場の変動に迅速に対応することが求められるため、投資家のスキルや経験が重要です。
長期投資のメリット
長期投資のメリットは時間を味方にすることができることです。投資商品を長期間保有することで、投資先の企業や資産が成長し、収益を上げることで、資産の価値を維持・増加させることができます。さらに、投資収益を再投資することで複利効果を最大限に活用することができ、資産の成長を加速させることができます。長期投資は、経済の成長やインフレーションに対応するための有効な手段でもあります。 長期投資では分散投資が必要と言われます。投資先を複数の銘柄や資産クラス、地域に分散することにより、特定のリスクや市場の変動に影響を受けにくくなり、リスクを最小限に抑えることができます。加えて買うタイミングをずらす積み立て投資で時間分散も活用すると良いでしょう。