利上げ相場では金利上昇を前提に投資を心がけるべきだ
アメリカの利上げをにらんだ相場が続いています。こうしたときには何に留意して投資すべきなのでしょうか(写真:kamchatka/PIXTA)
10日にアメリカで1月の消費者物価指数(CPI)が発表された。前年同月比で7.5%の上昇となり、1982年2月以来の40年ぶりの高い水準だった。同時に金融市場では金融当局高官のタカ派な発言も見られ、再度利上げを織り込むような展開となっている。 ただ、長期金利が上昇したといっても、まだ2%前後であるし、3月に利上げされるだろう政策金利のフェデラルファンド(FF)レートも足元では0.08%程度の「ゼロ金利」に過ぎない。 目先的にはこの利上げが0.25%なのか、0.5%なのか。年間では1%になるのか、2%になるのか。それがどこまで織り込まれているのかということが取りざたされている。ただ、CPIの水準が40年前の水準ということであれば、長期金利もFFレートも当時のように14%程度に達してもおかしくはないことになる。
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清水 洋介