陸上記録計測で不適正行為 国際武道大が謝罪「厳粛に受け止め、根絶します」逆走未公認競技場で向かい風逆走実施 記録を公認申請 日本学連が処分
国際武道大は29日、大学の公式ホームページで、この日、日本学生陸上競技連合から処分が発表された陸上部主催競技会における過去の不適正行為について、松井完太郎学長名で謝罪した。 「大学として厳粛に受け止め、100m及び110mハードル(混成競技を含む)の記録計測における不適正行為を根絶します。国際武道大学陸上競技部を支えてくださっているみなさまの信頼を裏切ることになりましたことを、心からお詫び申し上げます。今後、二度とこのようなことがないよう、再発防止に努めてまいります。 国際武道大学 学長 松井完太郎」 日本学生陸上競技連合は同日、国際武道大学の同校の競技場で行われた陸上競技部主催の競技会で複数の不適正行為があったことを発表した。発表によると100メートルや110メートル障害で逆走での実施の公認を得ていないにもかかわらず、向かい風が吹いた際に逆走で実施するなどの不正が、少なくとも2014年4月から23年10月まで行われ、その記録を公認申請していた。当該レースでの記録や、それを資格記録として同連合の大会に参加した選手の成績は抹消される。