【仁淀ブルー】最高のロケーションで尾びれの大きな黄金鮎と戯れる!
野鮎パワー炸裂!良型鮎の連発だ!
竿を出し1時間が経過した頃だろうか、青き水中にギラリ~ン!と待望の1尾目が輝いた!追い星クッキリ、スタイル抜群の美しい鮎である。透き通るような青い流れと、コンディション抜群の鮎。ここまで来て良かったと思わせてくれる1尾となった。 仁淀の鮎は尾鰭が大きいのが特徴で、太い流れにも負けぬ力強い泳ぎを見せてくれる。掛かった鮎も実に良い泳ぎで、グングンと上流に向かって行く。竿先が上流側に倒れ、これ以上は…と思ったところで再び「バッキューン!」と強烈な当たりがあった。掛かった鮎は背掛かりで走りまくり!青い流れと「ギランギラン」という鮎の輝きが絶妙なコントラストを生み出している!そしてやっとタモに収まった鮎はサイズアップの1尾!ヌルが強くスイカの良い香りが漂った。 飽きぬ程度に遊んでくれる仁淀鮎であるが、同じ場所での釣り返しは難しかった。少しずつポイントをズラしながら、飛び付きの鮎を狙うことが釣果へと繋がった印象だ。
川ガキたちの飛び込み音にも動じない仁淀鮎!?
陽が高くなると、数m上流で岩から飛び込む子供たちの楽しそうな声が聞こえて来た。川遊びをしに来た「川ガキ」たちで賑わっている。頻繁に聞こえる「ドボ~ン」という大きな音飛び込み音。これでは鮎が散ってしまうか!?と心配になったが、心配は無用であった。きっとここの鮎たちはその音に慣れているのだろう!音と共にワッと一瞬散って姿を隠すものの、あっという間にもと場所へと戻り鮎同士の追いかけっこが始まるのだ。 そのまま釣りを継続していると、少し深場に色の良い大石を発見したので〝今日イチ元気〟な掛かり鮎を放つと一目散に狙いの大岩へと向かってくれた。そして、石脇を通り過ぎ石頭に差し掛かった瞬間、〝今日イチ〟の「ドッキューン!」というアタリ!おお~引く引く!グングン上へと昇っていく!この鮎とのやりとりの時間はたまらない。ずっとやりとりしていたいぐらいだ(笑)。そしてなんと、この大石付近で怒涛の連チャンが始まるのであった。 オトリを放てば「バッキューン、バッキューン!」。そして上流では子供たちが「ドボン!」。お互い合わせたように掛かる楽しい時間。下流を見れば相方も友人たちも仁淀鮎とのやりとりを楽しんでいたので、やはり午後になり活性が上がったようだ。掛かる鮎たちも追いが強く、背掛かりのものが多かった。しかし、掛かり鮎が掛かった瞬間、あまりにも上へと走るのでボケっとしているとラインが緩み一瞬でバレてしまう。 それにしてもここで掛かる鮎たちは満足度の高い鮎ばかりである。この満たされる感覚はロケーションも影響しているのだろう。空を見上げれば夏真っ盛りの青空!緑が美しい山々に囲まれ足元にはブルーの清流が広がる。言葉では伝えきれぬ素晴らしい景色が広がっていた。