原爆の日 市職員に集団暴行した罪に問われた中核派5人の初公判 5人は無罪を主張 広島地裁
おととし、8月6日の原爆の日に、原爆ドーム近くで広島市の職員などに集団で暴行した罪に問われている中核派の活動家5人の初公判が開かれ、男らは無罪を主張しました。 起訴状などによりますと、大阪府八尾市の高田暁典被告など5人の中核派の活動家は、おととし8月6日原爆ドーム近くで平和記念式典の参列者などの誘導を行っていた広島市の職員に体当たりし、集団で暴行した罪に問われています。 10日の初公判で5人は「暴行した事実はなく無実であるため、公訴を直ちに棄却すべきだ」などとして無罪を主張しました。 冒頭陳述で検察側は 「被告人らは集会の場所を確保するために職員に対し体当たりをし続けた」と指摘。 一方、弁護側は「反戦・反核を訴えようとした被告人らは他の団体から妨害を受けたためやむを得ず押し返し正当防衛が成立する」と主張しました。 次回の裁判は今月29日に行われます。
広島ニュースTSS