大草直子さんが空前のベルトブームにおすすめしたい【エルメスの名品】!|STORY
まだまだ暑いけれど、秋もスタート。今月の『スタイリスト・大草直子さんの一押しアイテム』をご紹介します!
HERMESのベルト
空前のベルトブームだなあ、と感じます。もしかしたら、バブル期以来なのかも!? かの時代は、肩パッドの入ったボディコンシャスなワンピースにだけではなく、鈴木保奈美さんがドラマで着ていた演じる「キレカジファッション派」も、ネイビーブレザーにブラウンのベルト、グレーのパンツを合わせていました。 ベルト人気が再燃している理由の1つに、ボトムスのウエスト位置が上がったから、というのがあると思います。そして何より、全身の印象が「締まる」。理想のベルトは、何に合わせてもキマる、コーディネートしやすいのに、きちんと「効く」。そんな1本、と思って探したら、やっぱりエルメスでした。 「ケリー」バッグを開閉する留め具を模したバックルは、ゴールド色とシルバー色のコンビネーションだから、リッチ感と軽やかさ両方があり、さらに、どんな金具のバッグやジュエリーともフィットしてくれます。スタイリスト間では「しっぽ」という愛称で通っている、ベルトの先が存在しないタイプなので、すっきりと着けられるのも、実は今まであまり見かけなかったタイプ。 ボトムスに、ロングニットに、ワンピースに、ジャケットに――コーディネートのアクセントになるだけでなく、持っている服のフォルムや輪郭を変えるのに使いやすい。何より、小さな「ケリー」のディテールが楽しめる! シンプルに気分が上がります。 \超実力者だからこそ投資したい/ スライド式のベルトは、なんと60cm~100cmまで、サイズ調整が可能。ということは、体型を選ばないだけでなく、さまざまな素材やデザインの服、着ける位置にも対応してくれるのです。ベルト「ケリー」¥183,700(エルメス/エルメスジャポン)
■大草直子・スタイリスト、エディター。 1972年東京都生まれ。「ヴァンテーヌ」(現在休刊)の編集者を務め、その後フリーランスに。出張先のワインバーを探すのが、最近楽しくてしょうがない! 先日行った神戸、最高でした!あのタイミングでしか会えなかった味や会話、アトモスフィア 「ああ、大人って楽しい」。 撮影/佐藤 彩 スタイリスト・取材/大草直子 ※情報は2024年9月号掲載時のものです。