フィンランド警察、ケーブル切断で捜査中の船を移動
【AFP=時事】フィンランド警察は28日、同国とエストニアを結ぶ送電用海底ケーブルを損傷させた疑いで拿捕(だほ)している船を捜査のため移動させた。 【写真】雪のないフィンランド・ロバニエミ近郊のサンタクロース村 フィンランド当局は26日以来、バルト海の海底ケーブル「エストリンク2」に対する「重大な破壊工作」に関する捜査の一環として、ロシアとの関係が疑われている南太平洋・クック諸島船籍の石油タンカー「イーグルS」を捜査している。 バルト海では海底ケーブルの損傷が相次ぎ、西側当局はロシアのウクライナ侵攻に関連する破壊工作とみている。 フィンランド警察は、タンカーが28日にヘルシンキの東方約40キロにあるポルボーの停泊地に護送されたと報告した。移送理由は「国家捜査局(NBI)がイーグルSを押収したため」としている。【翻訳編集】 AFPBB News