元気に校庭駆け回る 追手町小学校「逃走中」模したイベント【長野県】
長野県飯田市追手町小学校の放課後子ども教室は27日、テレビ番組を模したイベント「逃走中2024 校庭の暗号」を開いた。同校の児童約80人が参加し、ハンターに扮した保護者らから逃げ回った。 コロナ禍でも子どもたちに屋外で遊べる機会を―と2021年に始め、同教室コーディネーターの森本紘司さん(41)と篠田典秀さん(40)の2人が企画。今年は暗号解読ゲームと鬼ごっこを行った。 保護者ら11人がハンター役を担った。黒いスーツにサングラスを掛けたハンターが登場すると子どもたちは大はしゃぎ。10グループに分かれて暗号解読ゲームに挑戦した。 児童たちはハンターに配られた校庭の地図を持ち、記されている暗号を解読。校庭を駆け回ってクイズを解いた。 テレビ番組を模した鬼ごっこでは、「解放」の合図でハンターが飛び出してゲームを開始。児童たちは腰に着けた2本のひもを奪われないように、ハンターが追いかけてくると歓声を上げながら逃げ回った。 ひもを奪われると牢屋に入れられてしまうため、児童たちは追ってくるハンターに捕まらないように必死で走っていた。 終了時に残っていたひもの数で競い、勝利したグループにはオリジナルステッカーがプレゼントされた。 5年の児童(11)は「ハンターから逃げるのが楽しかった。捕まるのが怖かったけど逃げ切れてうれしかった」と笑顔で語った。 森本さんは「参加者が年々増えており、地域の大人と児童が触れ合える貴重な場となっている。子どもたちの思い出に残る一日になったら」と話していた。