【バレー】元日本代表の入澤まいが東京スリジエに加入後初の公式戦 「自分にムカつく」と苦笑いも変わらぬバレー愛【皇后杯関東ブロックラウンド】
令和6年度皇后杯全日本バレーボール選手権大会関東ブロックラウンドが10月19日に小田原アリーナ(神奈川)で行われた。 【動画】東京スリジエでプレーする入澤 クラブチームの東京スリジエは、10月1日に加入した入澤まい(元・日立Astemoリヴァーレ)が、久しぶりの公式戦で躍動した。初戦で明海大にフルセットの末に敗れたが、入澤は身長188㎝の高さを生かしたスパイクやブロックを決めた。昨年はパリ五輪予選に出場するなど日本代表でもプレーしたが、昨シーズン限りで引退を発表。大型ミドルブロッカーは今、どんな思いでバレーボールに向き合っているのか。 なお、筑波大、東京女体大と青山学院大が、12月12日(木)からAsueアリーナ大阪(大阪)で行われる皇后杯ファイナルラウンドへの出場を決めた。 ――久しぶりに大会に出たお気持ちはいかがですか? カテゴリーが変わって動きがあまりわからないなか、不安と緊張の中で始まって。結構緊張するタイプですが、試合はわりと楽しくできたと思います。 ――ブロックを決めたり、3枚ブロックに対してスパイクを決めるシーンもありました いいブロックが何本かありましたが、もうちょっと(ボールに)触れたなとか、駆け引きできればよかったと思う部分がありました。攻撃に関してはこれまでとテンポが変わって、高めのトスを打つようになりました。そのため高いところから打つことを意識していますが、通過点が低くブロックにかけてしまうこともあったので、もっと自分のよさを生かせたなという自己評価です。 ――相手エースの堤亜里菜選手に対してもブロックを決めました。どんな狙いでしたか? Aパスが返ったあとすぐ助走に入ってきて、そのまま向いたほうに速いクイックを打っていたので、(仲間に)「コミットするね」と伝えて。コミット気味で、向いたほうに(ブロックを)かけにいきました。(ブロックは)久しぶりの感覚で、結構気持ちよかったです(笑) ――試合中、笑顔が多かった印象です トップカテゴリーでやっていたときよりもプレッシャーが少ないというか、今日の試合はどちらかといえばうちが向かっていく感じだったので。より楽にできたところがありました。点が決まったら素直に喜ぶことができました。 ――昨シーズン限りで現役を引退し、10月から東京スリジエに加入しました。どんな経緯でしたか? もともと交流があって、4、5年前にチームをつくるという話を聞いていました。「現役をやるだけやって、引退したらうちにおいでよ」と言われていて。現役のころから何度か遊びに行かせてもらっていて、引退してそのまま受け入れてもらいました。